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映画


映画:カメラを止めるな

  • いわいまさか
  • at 2018/9/12 21:01:00

カメラを止めるなを見た。
2018年9月5日(水)
渋谷ユーロスペース。

映画の感想の記事なので、それはそれ、ネタバレです。注意。

話題になっているし、気にはなっていた。「ゾンビを語る上では、みておかなければいけないのでは」と思い、観に行った。
観終わってみると、「ゾンビを語る上ではみておかなければならない」というタイプの映画ではなかった。

が、観てよかった。真っ先に思ったことは「脚本が良くできている」だった。「脚本が良くできている」と思えるということは、それがわかるだけの表現力があったということ。

以下、面白かったところ、きづいたところを列挙、順不同、そして完全ネタバレ。

・思えばフライヤーからして、大きくONE CUT OF THE DEADと書いてあるのだった。
・ヒロインが彼氏ゾンビに追いつめられるときに後ろを気にするのが不自然だったが、囲いのない高いところなら、そんなもんか。
・出だしあたりのシーンと終わりあたりのシーンが一致するのは、文章や映画である手法。何法というかは忘れた。
・映画の冒頭のシーンでの「42回目の取り直し」だという場面がワンカット映画なのだときづかせないある種のミスリード。あるいは、そうでないにしろ、対比。
・メイクの人がやけに存在感ありで「普通はもっと、ただかわいいとか、ただ明るいとかいう人にするよね。だって、どうぜ、ゾンビになるのだから」と思っていた。
・都市伝説の説明が知りきれトンボだったので、結果、ダビデの星ならぬ五芒星の意味が今一つわからず。
・終わりのあたりの斧拾うときのセリフが棒読みで笑った。
・「本当のカメラマンにはいつ触れるの」と思っているうちにエンロールでおいおい、どうなってるのと思ったが・・・。
・「人種差別を表してる」発言は「確かにそういう映画はあるし、そういうこというやついるよね。でもこれは違うよね」ということで笑えた。
・そして、共演者が、どうしてそういうふうに思うのか聞こうとしたら「集中したいんで」と切って捨てられるというなんと素敵な展開。


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