2018年1月13日(土) 12;30~
池袋東京芸術劇場プレイハウス
戯伝写楽2018を観た。
「ショコタンが出るじゃん」ということでチケット購入。
演目がはじまってから、気がついたが、初演の戯伝写楽を観ているのだった。後で、グーグルカレンダーをたどってみると、2010年4月8日に「写楽昼っす。一人っす。」と記録あり。
もともと、東洲斎写楽は、謎が多く。wikipediaでも「生没年不詳、江戸時代中期の浮世絵師。約10か月の短い期間に役者絵その他の作品を版行したのち、忽然と画業を絶って姿を消した謎の絵師として知られる」となっている。
戯伝写楽では、絵を描いていたのは実は、女だった。さらには、版元の蔦屋重三郎、顔である能役者斎藤十郎兵衛、実際に絵を描いている女おせい、与一(後の十返舎一九)、鉄藏(後の葛飾北斎)のマル秘プロジェクトチームだったというお話。
おせいは、絵が描きたくて、描いているので、儲けたかったり、有名になりたかったのではないところが、アーチストとしてより純粋なのだ。基本なのだ基本。
おせい役に中川翔子で、そのオタクテーストがマッチしているのだった。スカシカシパンかわゆす。「十郎兵衛は絵描きにはなれない」とか、鉄藏に対して「だから、お前の絵はだめなんだ」とサラっといいのけたりもする。いいものはいい、わるいものはわるい的な。
観るのは2回目だったが、ストーリー展開はすっかり忘れていて、「ここで、十郎兵衛が描いた絵をみせたら写楽じゃないってばれちゃうじゃう、ウォーこの窮地をどう乗り越えるんだ」と初めてみるがごとく楽しめた。また、2010年の太夫役が小池栄子だったように思い出したが、本当のところはソニンだった。自分のハンパない忘却力にびっくり。1回目一人で観に行っっていて観覧後の感想戦がなかったことが響いている、イベント後の飲み会重要。