罪の声を観た。
2020年11月29日(日)12:40
新宿TOHOシネマズ
映画の中では、ギンガ萬堂事件だが、モトネタはグリコ森永事件。グリコ森永事件はwikipediaによると1984年、1985年で、自分は大学時代。もっと、記憶に残っていてもよさそうだが、場所が関西圏だったせいか、その点、希薄。
映画の構造的なこと。「過去の事実を解き明かしていく」カタチ。なので、映画鑑賞者は、解き明かされたことは事実として受け入れやすくなる。「何故この人はこんなことをしたのか」の理由がいくらか変、あるいは薄くても、ラクラク納得路線。
逆に展開すると、映画と違って、世の中で起こっていることは、理由が変だったり、薄かったりすることも多いんだよね~。
1980年代の事件のことなので、観た人に、郷愁を持たせる作り方をしているわけで。。。その部分が「キャストの妙」で補強、あるいはもっというと軸として使われているのだった。
実は「革命マインド」だったお母さん役に「女囚さそり」梶芽衣子。元恋人曰く「今は化石」の犯人グループの首謀者で、唯一の生き残りに「ここまで来たらサクセス」宇崎竜童。犯人グループメンバーのつながりに関係する柔道部の先生に「柔道一直線」桜木健一。麻雀打ってる人、庄司照枝。お好み焼き屋、佐藤蛾次郎。浅茅陽子。高田聖子。日野正平。
現代の「ある種のほほんチーム」に星野源、小栗旬、松重豊、古舘寛治。過去や情報を語るクセのある人に、橋本じゅん、堀内正美。
おっと、書ききれない。。。
監督曰く「存在感に奥行のある俳優さん達にやっていだだけて本当に良かったです」。監督は土井裕泰。