ポリゴンで作ったオブジェクト、例えばヤカン。それをビューイングするときには、マウスやキーボードでグリグリっと回して眺めてみたいもの。
ここで狙うインターフェースは、
○ヤカンの向きによらず、同じようにマウスで扱えること。
これは当たり前にみえる。
そうでない例としては、
×マウスを右に動かすと必ずヤカンの底の面に左回りする。
というものがある。つまり、
×ヤカンが上下逆さになっていると、マウスを動かした方向とは逆に回ることになる。
さらには
×ヤカンの向きがハンパなときでマウスを上下左右に動かすともはどっちに動くか理解するのもたいへん。
ということになる。
×印のインターフェースはひどい感じがするが、世の中に出回っているツールのなかにも少なからず、存在する。
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ヤカンの現在の3D向きを表す手法としては、
オイラー角
3Dマトリクス
クォータニオン
が考えられる。
オイラー角手法は馴染み深く、とっつきやすいけれど、上記○印インターフェースを実現するのには、不向き、あるいは、不可能。
次回はクォータニオンでの実現方法を提示していく。